April 11, 2011   3 notes

■映像が綺麗になった弊害


最近のゲームは、画面がリアルになってきたので、キャラクターの表情を表現できるようになってきました。

そのため、「小説では、力を入れて描かれる心理描写」が、ゲームだとキャラクターの表情で表現できるのですよね。

そこが、そもそも、不味いんです。

いくらCGがリアルだといっても、所詮CGはCGです。

「実は何を思っているのかよく分からない」顔なんです。

「英雄が命を賭して、仲間を救う」シーンで、シグムントさんがニヤリと笑うんだけど、意味が分からないです。その笑いは、なんなのですか。

志半ばで死ぬ自分に対して自虐的な笑みを浮かべている
残された者達を安心させようとしている
残された者達を信頼しているから、自分は安心して逝ける


あのシーンは、いくらでも解釈できるんです。

意味が分からないんです。あの笑顔が、分からないんです。

シグムントがカペルに対して思い入れがあるのは、終盤で分かります。手遅れだとは思いますが、最後の方で、なんとか、分かります。

けど、死ぬときの微笑みは、分からないんです。

漫画やドラマで「悲しいシーンで雨が降る」という典型的な演出があるのは、「所詮、顔の表情では感情を伝えられない」からなんです。

ゲームも、いくらCGがリアルになってきたからといって、ムービーシーンでは何も、表現できないんです。

意味の分からない笑顔にしか、ならないんですよ。

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